介護職の需要が高まっている昨今、介護の仕事に必要な資格は数多く存在します。まず挙げられるのは、介護職員初任者研修です。数ある介護に関連した資格の中でも、まさに入門といえます。高齢者や障害者に対する食事や入浴の介助、更衣などをサポートするための技術や知識を証明できる資格です。受験資格の条件がそれほど高くないため、基本的には誰でも受けることができます。
介護福祉士実務者研修も、比較的受験しやすい資格です。介護職員初任者研修よりも内容が専門的になり、幅広い知識や技術が求められるのが特徴です。この資格を取得していなければ介護福祉士国家試験を受験できないため、キャリアアップを目指すならより重要な資格といえます。この国家試験に合格ができれば介護福祉士となり、実際の介護の現場で介護を行うだけでなく、同じ施設で働く同僚に対して仕事上の指示も出せるようになります。
ただし、利用者へのサポートはもちろんのこと、その家族からの相談にも応じることになり多忙を極めるとも言われています。とは言え、国家資格であるため仮に別の介護の現場に転職をする際には、自身の介護の知識や技術を客観的に証明できる資格でもあるのです。
介護保険制度の導入に伴い、より幅広い介護システムを提供するために2000年に新設されたケアマネジャーは、ケアプランの作成や介護計画などを立てられる資格です。介護福祉士などの資格を有し、なおかつそれに基づく業務経験が5年以上か、生活相談員などの相談援助業務の経験が5年以上という受験資格を満たし試験に合格すれば取得できます。介護の資格についての詳細は、こちらもぜひチェックしてみてください。